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[コラム]誰が一番偉いか

三田助祭

マルコ 9:30-37

今日の福音でイエスは弟子たちを連れてエルサレムに向かっておられます。エルサレムで待っているのはイエスの受難です。弟子たちはイエスがユダヤをローマ帝国の支配下から導き出す救世主だと勝手に思い込んでいます。そしてイエスがユダヤ王国の王として栄光を受けるとき「わたしが一番大きな栄光を受ける権利がある。」と互いに主張しています。

わたしたちはどうでしょうか。救世主について弟子たちのように誤解はしていません。聖書を読んでいますから。でもおなじようにイエスをがっかりさせてはいないでしょうか。

イエスがわたし一人の罪の購いのために鞭を打たれ、唾をかけられ、茨の冠をかぶせられ、裸で十字架に架けられ、皆に馬鹿にされ、呪われて死んで、復活してくださった。このことについて一度はびっくりし、驚き、感謝し、喜んでイエスを神として信じました。でも何回も同じことを聞いているうちに当たり前になり、感激が無くなってしまっていませんか。毎日の生活の中で世間の目を気にし、もっと偉い人になりたいとこの世の富を蓄えていませんか。

わたしたちが「イエスの弟子として栄光を受けたいならば、この世の一番小さな人、邪魔な人、口もききたくない人と同じ目線で話し、苦しみを分かち合い、悲しみ、共に祈のりなさい。その人があたかもわたしであるように扱いなさい」とイエスは言われています。

 

三田一郎 助祭