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[コラム]石を投げる罪人

三田助祭

ヨハネ8:1−11

早朝く、鍬を持って畑に行ったとき、わたしは群衆が女を捕まえて神殿の方に向かって行くのを見ました.人々はそれぞれ手に石を持っています.わたしはスキャンダルが大好きです.人の罪について仲間と話していると自分は善人のような気持ちになるからです.わたしはすぐ鍬を畑に置き、大きめの石を拾い、なるべく罪人の近くまで群衆の中に割り込んで行きました.自分の投げた石が、罪人の体に深く食い込むように.

わたしたちのリーダーが罪人を神殿の境内で教えていたイエスのところに連れて行きました.そしてわたしはイエスの言葉を聞いたのです.「あなたたちの中で罪を犯したことの無いものが、まず、この女に石を投げなさい.」

わたしは自分の心の中を調べます.そしたらなんと、わたしの心の中はウジ虫の巣のように気持ち悪い罪でいっぱいです.友人たちには見えない、人には絶対言えないような罪が心の中から匂いを放出しています.そしてわたしは気付きました.イエスにはわたしの心の中の罪が見えるのだ.そしてわたしには、この石を投げる権利がないことに気付きます.イエス様ごめんなさい.今後、決して自分の心の中の罪を見ずに人の罪を非難し、人を裁きません.

なんと、イエスは姦通の実行犯が回心する前にわたしを回心させました.イエスこそ罪人を購うために人となられた神なのだ.

三田一郎 助祭