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[コラム]火はまだ十分燃えていない

山本神父

年間第20主日

キリストは地上に火を投ずるために来た。そして、その火はまだ十分燃えていない。私たちの心の中に、キリストは火を灯してくださったが、その火はか細く、しばしば消えてしまいそうになっている。もし、すべての人の中でキリストの火が輝きわたるほどになれば、その時は分裂も対立も乗り越えられ、平和が実現しているのだろう。

現実には、平和は実現していない。いたるところに分裂があり、対立がある。一人ひとりの心の中も、葛藤の巣窟のようである。

子供のころ毎日唱えていた、公教会祈祷文の始業の祈りを今日の祈りとしたい。聖霊来り給え、信者の心に充ち給え。主の愛熱の火をわれらに燃えしめ給え。主よ、聖霊を遣わし給え、しかしてよろずの物は造られん。地の面は新たにならん。聖霊の光をもって信者の心を照らし給いし天主、同じく聖霊をもってわれらに正しきことを悟らしめ、その御慰めによりて常に喜ぶを得しめ給え。われらの主キリストによりて、願い奉る。アーメン。

山本量太郎神父