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[コラム]不正な管理人

三田助祭

ルカ16:1−13

最初、この聖書の箇所を読んだとき矛盾に思え、さっぱり解りませんでした。長年にわたり何回も読みました。でも解りません。コラムを書かなければならない。どうしよう。ところが今回、黙想の中で今までと全然違う解釈があることに気付きました。

わたしたちは神様が下さった全ての恵みの管理者です。神の御言葉、憐れみや慈しみ、そしてこの世の財産も。いただいた恵みを自分だけで独り占めするのではなく、全ての人々と分かち合う義務があるのです。

わたしはどうだろう。この義務を怠っているのではないか。わたしこそ、この箇所で語られている不正な管理人だ。神様から「あなたはわたしが与えた恵みをきちんと管理しているか」と聞かれたらどう答えようか。わたしは神様からチャンスを頂いたのに、人々に御言葉を伝える出来る限りの努力をしていない。人々に対して憐れみや慈しみを表していない。そして気付きます。自分で行う努力が足りなくても、少しはお金を寄付している。

神様はおっしゃいます。「よし、この世の金で人助けをすることは良いことだ。なかなか抜け目のないやり方だ。富みについて忠実でなければ、だれがあなたに本当に価値あるものを任せるだろうか。でも、だれも二人の主人に仕えることは出来ない。富みに仕えてはいけないよ。」と。なんと慈しみ深い神様なのでしょうか。もっと寄付を増やさなければ。

三田一郎 助祭