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[コラム]落ち着いて仕事をしなさい

シスター品川東北大震災の日を思い出すと、体中が異常に落ち着かなくなります。あの日、わたしは出かけていました。東京のど真ん中でさえ、人々は恐怖に襲われました。大急ぎで歩いて修道院に帰って見ると玄関の置物は壊れ、留守番をしていたシスターは恐怖に怯えたようにテレビに釘付けになっていました。その後は、帰宅困難者や次々と明らかにされる被災状況などの報道の波の中で、わたし自身もどうしていいのか分からなくなる毎日が続いたように記憶しています。そして、今も続く被災地支援活動、、、、、。当然のことです。これほどのことがこんなに近くで起こっているのですから。

しばらくすると、他の原子力発電所についての調査や次の巨大地震発生想定のシュミレーションが次々と報道され、日本はもうすぐ終わりが来るのかと思ったり、なんだか生きて行くことが厭になりそうになったり、心の内は、それは、それは大変なものでした。こうした準備が必要であることは、理解できますし、しなければならないものだと思います。

しかし、もっと大切なことは、わたしたちが立っているこの地球が、永遠に続くものではないとすれば、いつかは終わりが来るということを冷静に受け止め、いつ終わりが来てもいいように、今日を生きることです。そのためには落ち着いて自分に与えられている仕事をすること、これが一番いいのです。終わりの日が、今日であるか、100年後か、もっと後か、誰も知らないのなら、「落ち着いて仕事をすること」です。実際には難しいことですが、このパウロのこの言葉は分かりやすい名言です。

Sr.品川ヨシ子