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[コラム]思い悩むな

シスター品川今日の聖書は有名な山上の説教と言われている中でも、とりわけ心に響く箇書です。おなじみの“ごらんよ空の鳥、野のしらゆりを”の歌として、教会では子どもたちをはじめ、誰もが良く知っているところです。
歌も聖書のみ言葉も良く知っていますが、現実の生活は多くの問題に悩まされていて反発も感じるところです。悩まないで生きていけるのなら、どんなにすばらしいことか、そうありたいものです、と開き直ってみたい気がします。

わたし自身、自分の一日を振り返ってみると、取るに足りないことや、どちらでも構わないことに心を占められたり、決められなくてぐずぐず時間だけがかかったり、無駄の多い時間とエネルギーを費やしていることに改めて気付きます。

「思い悩むな」と、この短い説教(25節~34節)の中で6回もイエスは繰り返されます。「何を食べようか、何を着ようかと思い悩むな。」そう言われても、毎日は、何を食べようか、何を着ようか、の悩みに埋もれているのが現実です。
イエスは、繰り返し、繰り返し、思い悩まないで欲しいと言われます。多くのことに心を煩わせているこの毎日を、イエスはご存知です。思い悩んでいること、その殆どが、自分のため、自分に関わることであることにも愕然とします。

イエスの言いたかったことは、神さまにお任せすること、時間とエネルギーをもっと他者のため、神さまのために使うようにと、言われているのでしょう。

Sr.品川ヨシ子