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[コラム]きょうこそ神がつくられた日

山本神父イエスが弟子たちと歌った最後の歌は、おそらくは詩編118であろう。マルコの福音書14章によれば、過ぎ越しの食事を終えたイエスと弟子たちは、賛美の歌を歌ってからオリーブ山に出かけたとあるが、その賛美の歌とは詩編116から118にほかならないと言われている。

イエスは迫り来る受難を前にして詩編118を歌われたが、その内容は彼の受難が死で終わってしまうものではないことを私たちに告げている。「わたしは死なず、わたしは生きる」とイエスは歌われたのだ。

教会は、イエスが受難を前にして歌ったであろう詩編118を、復活徹夜祭から歌いはじめて復活節中何回も繰り返す。復活の主日、復活節第2主日と2週続けて「きょうこそ神がつくられた日」が答唱詩編に選ばれている。

ミサをささげる私たちの真ん中で復活のキリストが歌っておられる。「わたしは死なず、わたしは生きる」と。「家造りの捨てた石が隅の親石となった」のだ。私たちは復活のキリストとともに神をたたえる。「これは神のわざ、人の目には不思議なこと」と。

山本量太郎神父