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[コラム]幼子のような者

シスター品川今日の聖書のみことばは、次の文脈の中で使われています。
「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢いものには隠して、幼子のような者にお示しになりました。そうです、父よ、これは御心に適うことでした。….」

「これらのこと」とは、神にまっすぐに心を向けるようにとのイエスの呼びかけにこたえることです。この世的な知恵者や、いわゆる賢い人たちにはすんなりと分からないことも、曇りの無い、単純で善良な心の持ち主には、その呼びかけが不思議と分かるのです。

幼子にはいろいろな特徴がありますが、その一つは清らかな「目」です。世の中には、「目の澄んだ人」といわれる人がいます。赤ん坊のような無垢な目です。幼子の目をじっと覗き込んで見ていると、見ているこちらの心の奥底まで見通されているような気持ちになることがあります。年齢を重ねていくと、生活の重荷や人間関係の煩わしさがわたしたちの「目」を濁らせることがあります。正確に言うと、外的なものが「目」を濁らせるのではなく、その人の中に濁りがあるのでしょう。幼子のように神さまをまっすぐに見る「澄んだ目」でいることが出来るのは恵みです。何歳になっても、曇りの無い、単純で善良な「澄んだ目」で神さまと人々との関わりを生きられる恵みを願いたいものです。

Sr.品川ヨシ子