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[コラム]すべての人が食べて満腹した

三田助祭マタイ 14:13−21

イエスは洗礼者ヨハネが殺されたことを聞いて、一人で静かに祈りたかったのです。でも群衆がイエスを追いかけてきました。イエスは群衆を深く憐れみ、彼らが必要とするものを与えます。ここに一つ大事な教えがあります。神に祈ることは大事です。でもあなたの周りの人が、あなたの助けを必要としているならば、祈りを中断してでも、まずその人々を助けなさい。あなたの周りの人々に対する愛が神への祈りになるのです。

そしてイエスは1万人以上の群衆が満腹するぐらいの量のパンを人々に与えます。「こんなに凄い奇跡が本当に起こったのだろうか」と多少の疑いの気持ちが心の底に残ります。でもイエスは子供のように信じなさいとおっしゃいます。さらに、この宇宙を創造された神にとって、1万人の人々を満腹にさせることことが出来ないはずがありません。このような奇跡を素直に信じられるように祈りましょう。

イエスが亡くなったとき、十字架の下にいたのはヨハネと夫人たちだけでした。ヨハネ以外の弟子たちはみな逃げてしまったのです。このときイエスが築かれた教会は男が一人と数人の夫人たちだけでした。ところが現在、全世界の人口の三分の一がキリストの教会に属しています。片手で数えられる人数のキリスト者が2千年後には約20億人になったのです。この奇跡が信じられるのならば今日の福音の奇跡も信じられるでしょう。

三田一郎 助祭