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[コラム]どんな願い事であれ、天の父は叶えてくださる

シスター品川

どうしてこんなことが起こるのか、と泣きたくなるような暗い悲惨なニュースが、来る日も来る日も続いています。メディアの発達した今日では、テレビの電源を入れると、恐ろしい勢いでお茶の間にあたりかまわず飛び込んできます。国家間も、ごく普通の家庭でも、互いに不信と不満が衝突し、平和とは程遠い状態があちこちで見えます。きっと明日も今日と同じようなニュースが飛び交うでしょう。それはこの世界が終るまで続いて起こることなのです。 

初めから、こんなことを言うと絶望的な気持ちになります。キリスト者はオプチミスト(楽天家)の集まりだと聞いていますが、これまでの歴史を振り返ると、がっかりすることが連綿と続いていてどんなに明るい人でも、エネルギーが湧いてこない気分になります。

それでも人類は前進し、何回も失敗を重ねながら困難を乗り越え、和解し、赦し、協力し、築いて来たのです。何を築いて来たのでしょうか。 

わたしたちは、ただ漠然と生きているのではないのです。わたしたちの築いているもの、それはキリスト教的な言葉で表現するなら、「神の国」のです。「神の国は見える形では来ない。『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなた方の間にあるのだ。」(ルカ17.20-21)とイエスは言われました。毎日の生活は、神の国を築く、小さな石を積む作業なのです。 

「今日の一日のすべてが、神さまのみ栄となりますように。わたしの思い、言葉、行いのすべてが、神さまの喜びと賛美と、奉仕となりますように」と一日を始め、一日を終えると、出来なかったことも、無駄に思えたことも、すべて神さまが仕上げてくださるのです。

わたしに出来ることは、自分自身を捧げるこの祈りと、「心を尽くし、魂を尽くし、精神を尽くして、神を愛し、隣人を愛すること」です。イエスの夢は「神の国の建設」です。わたしたちはそのために招かれているのです。そのための働きは、ほんの小さな身の回りの関わりを、心を込めてすることなのです。きっと叶えてくださいます。 

Sr.品川ヨシ子