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[コラム]聖家族

三田助祭

聖家族とはイエス・キリストが、この世で神の業である人間の贖いを全うするために神から任命された夫婦ヨセフとマリアそして、幼子イエスからなる家族です。

わたしたちの教会にはルルドを再現した無原罪の聖母の像がグロットに祭られています。その横に、マリアの像と比べると飾り気のないヨセフの像があり、「受けとめるヨセフ」と刻まれています。

イエスとマリアに比べてヨセフの存在が薄いので、ここではヨセフの立場から聖家族を考えてみましょう。

マリアはヨセフの知らないところで妊娠します。ヨセフは悩み、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心しました。その後ヨセフは天使が夢の中で語ることを全て受けとめました。

12歳のとき聖家族はナザレからエルサレムの神殿に上りました。帰りにイエスは両親に無断でエルサレムに残りました。3日後、両親はイエスをエルサレムの神殿で見つけます。イエスは両親に「わたしが自分の父の家にいるのは当たり前」と言いますが、ヨセフはどう思ったでしょうか。ヨセフは受けとめました。

このエピソードを最後にヨセフは福音から姿を消します。多分イエスが宣教を始めるときには亡くなっていたのでしょう。マリアとヨセフが神の呼びかけに応答しなかったならばわたしたちは救われません。わたしたちもマリアとヨセフが示した、「理解しなくても神を信じる信仰」を神に願いましょう。

 

 

三田一郎 助祭