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[コラム]イエスの洗礼

シスター品川

今日はイエスの洗礼を祝います。
「イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。水の中から上がるとすぐ、天が裂けて“霊”が鳩のようにご自分に降って来るのを、ご覧になった。すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。(マルコ1.9-11)
これがイエスの「公生活」開始の日です。

イエスの洗礼は、イエス自身にとってもまわりの世界にとっても、とても大きな区切りのように思われます。まず、イエスは洗礼を受けるためにガリラヤのナザレを出発して、ヨルダン川のヨハネのもとに行かれました。30年間母マリアや近所の人々と親しく生活したナザレは、離れがたいものがあったことでしょう。しかし、彼はきっと毅然とした心でこれに別れを告げられたと思います。母マリアは、どんな思いで見送られたことでしょう。これは黙想するに値する場面です。

日本では、明日は「成人の日」です。
両親のもとで保護されすくすくと成長した子どもたちが、大人としての責任と自覚を持って社会の構成員として出発することを祝福する日です。具体的に両親のもとを離れるとか、一人立ちをするとか、何か特別の儀式があるわけではありませんが、いつまでもずるずると住み慣れた関係を続けることは、成人する者もまわりの者も、両者共に成長できないのではないでしょうか。
「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」であるためには、もっともっと神のみ手に自分を委ねて生きて行く姿勢が求められているように思うのです。今年がそんな年であるように神の目に適う小さな努力を続けていきたいと思います。

 

Sr.品川ヨシ子