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[コラム]神の国

三田助祭

マルコ 4:26−34

神の国とは御父の愛にどっぷりと浸かる国です。御父がわたしたちに降り注がれる愛は、お母さんがお腹の中にいる子供に降り注ぐような愛です。

御父はわたしたちの心に小さな種を植えられました。わたしたちの心は罪を示す石ころだらけの土です。種はこのような土では育ちません。わたしたちが悔い改めれば、キリストがこの石ころを一つ一つ取り除いて下さいます。そして豊かな聖霊の恵みが雨のようにわたしたちの心を潤し、種は芽を出します。

キリストは十字架の死によって悪に勝利なさいましたが、あえて、完全に悪を滅ぼされませんでした。父と子と聖霊である神は、わたしたちが、微力ながら、この神の国を大きくすることに貢献することを願っておられるからです。

悪の支配は強く、わたしたちを様々な方法で誘惑します。例えば、「経済発展を保つには原発を再起動する必要がある」という国の方針は時を超えた隣人である次世代の人々を隣人として扱わず、彼らにわたしたちの付けを残します。放射能が無くなるまでに200万年もかかり、原発で作られる死の灰は貯まる一方です。原発事故から4年たった今、東京に住むわたしたちはこの悲劇を忘れつつあります。神の国はまだ来ていません。

あなたの創られたすべての人間を回心に導いて下さい。
アーメン

 

三田一郎 助祭