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[コラム]聖体を分かち合う

山本神父

ミサの時には必ず大きめのホスチア(パン)が一つ用意される。その大きめのホスチアを私は子どものころからずっと司祭用のパンだと思いこんで大人になった(当然、小さなホスチアは信徒用のパンだと思っていた)。でも、そうではないと分かった。

それはミサの時に分割するためのホスチアだったのだ。ホスチアを分割しないミサはありえない。必ず聖体拝領の前に大きめのパンを分割する。その時に「神の小羊」を歌う伝統が千数百年も続いている。そもそもミサは使徒言行録の時代、「パンを分割する式」と呼ばれていたのだ。

何のために分割するのか。それは、分かち合っていただくためである。大きめのパンを幾つかに割り、そのうちの一つを司祭は自ら拝領するが、残りの幾つかは信者の方々にお配りする。そのための大きめのパンなのである。

関口教会では、大聖堂でのミサの時には、特別に取り寄せた24分割の大ホスチアをいつも用いている。遠くからでも良く見えるようにということもないわけではないが、分かち合うためにこそ大きめのパンがあることを一目瞭然に示したいとの思いからである。

なお、ミサ中に信者全員のために大きなホスチアを割ることは時間がかかりすぎるので、あらかじめ小さなホスチアを必要なだけ用意してよいことになっている。

 

山本量太郎神父