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[コラム]起きて食べよ

シスター品川

炎天下で力も失せそうな時にふさわしい聖書の言葉です。

今日はミサの第一朗読の「列王記」の中からです。エリアと言う有名な預言者が、悪名高い王妃イゼベルに命を狙われ、逃避行の絶望状態の時に、天使がエリアに話した言葉からです。 

「主よ、もう十分です。わたしのいのちを取ってください。わたしは先祖にまさるものではありません。」とエリアは神に訴え、横になって眠ってしまいます。彼は疲れ果てていたのです。そこに神の使い(天使)が現れ、エリアに触れて「起きて食べよ」と言います。エリアの枕もとには焼き石で焼いたパン菓子と水がめがあったのでそれを食べ、水を飲んでまた横になった、とあります。み使いはもう一度戻ってきて、エリアに触れ「起きて食べよ。この旅は長く、あなたには耐えがたいからだ」と言います。エリアは起きて食べ、飲んだのです。彼はその食べ物に力づけられ、長い苦しい旅を終え、ついに神の山ホレブに着いた、と書かれています。(列王記上19.4-8参照) 

この旧約聖書のみ言葉は、この世界を旅し、疲れ果てているわたしたちをも励まします。「起きて食べよ。この旅は長く、あなたには耐えがたいから」です。昔から、“腹が減っては、戦はできない”という諺があります。神が備えてくださっている糧をしっかり頂いて、定められた道のりを、元気に歩み続けましょう。疲れて横になる時は誰にでもあります。しかし、「起きて食べて」歩くことを辞めてはいけません。耐えがたいと思える旅も、必ず神の山にたどり着くはずですから。

 

Sr.品川ヨシ子