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[コラム]マルコ 7:9・38-43、47-48

三田助祭

我が国は、武力行使を放棄し、「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」しました。武器を持たずに、世界が共有すべき「正義と秩序を基調とする国際平和」に委ねることは勇気ある行動です。この行動こそ神の平和に委ねることです。国民一人ひとりが戦後70年を振り返り、我が国がとってきた行動にプライドを持ち、大いに賞賛すべきです。

憲法9条はどれだけ日本を戦争から守ったでしょうか。 憲法9条こそ、米国が起こした無意味な戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争などから我が国を守りました。我が国は軍備の予算を過剰に増やす必要なく、全世界が驚くような経済成長を果たしました。

集団的自衛権の行使容認は日米同盟に不可欠だと政府与党は言います。本当にそうでしょうか。米国が世界の警察の役目を果たす時代はもう終わりました。我が国は、続けて全世界が「正義と秩序を基調とする国際平を誠実に希求」するように述べ伝え、隣国との関係を改善していくべきです。これ以外、生きていく道はないのです。ヨハネ23世が言われるように、「真の平和は相互の信頼の上にしか構築できない」のです。

「もし片方の手があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい」と、今日の福音にあります。イエスは「勇気を出しなさい。わたしの弟子として、また日本人として、自信を持って、憲法9条が与える喜びを全世界に述べ伝えなさい」と言っておられるのです。

 

三田一郎 助祭