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[コラム]待降節第2主日

山本神父

12月6日は聖ニコラスのお祝い日です。今年は日曜日にあたりますので、待降節第2主日のほうがもちろん優先され、ミサの中で聖ニコラスは祝われません(そもそも任意の記念日ですので、平日にもほとんど記念されることはないでしょう)。

でも、このニコラスという聖人、けっこう人気があるみたいです。3世紀の人で、今のトルコあたりの司教だったようですが、残っている話は伝説的なものばかりです。その中には、貧しい家の娘を助けるため夜中に密かに大金を投げ入れたり、誘拐された子どもたちを助けたりする逸話の伝承がありましたので、古くから子どもの守護聖人とされ、さらには子どもたちにプレゼントをくれる聖人ともなったと言われています。ヨーロッパの国によっては、今でも12月6日聖ニコラスの日が子どもたちにプレゼントをあげる日になっているようです。サンタクロースの起こりと言えるでしょう(聖ニコラスのオランダ語シンタクラースから)。その後、時代の移り変わりの中で、おおかたのところ、サンタクロースは12月6日ではなく、12月24日の夜中にクリスマスプレゼントを持ってくるようになりました。それでもわが家では子どものころ、12月6日はサンタクロースに手紙を書く日でした。ほしいプレゼントをお願いするのです。これも聖ニコラスの祝日とクリスマスを結びつける一つの工夫だったのかもしれません。

12月6日が日曜日にならないと、このようなことを書く機会もありませんので、あえて待降節第2主日の日に聖ニコラスのことに触れた次第です。

 

山本量太郎神父