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[コラム]主の洗礼

三田助祭

ある人が「良いことをして生きれば洗礼を受けなくても天国に行ける」と言いました。これは大きな間違いです。もちろん父と子と聖霊について学ぶ機会がなく、良心に沿って生きた人はイエスが天国に導いて下さいます。でも「良いことをして生きれば」とは自分の力で良く生きることですが、これは不可能です。人間は聖霊の助けを通してのみ良く生きるのです。

洗礼とは、水に浸かることによって罪をもつ古い自分を脱ぎ捨て、生まれ変わることです。御子は人間の体を受け、罪以外、すべて人間と同じように生きられました。罪が無く、洗礼を受ける必要ない神が、洗礼を受けられました。聖霊とは御父と御子から流れ出る霊です。父と子の霊がイエスの上に鳩のよう降りてきました。ご自分の霊を受取る必要のない神の上に聖霊が注がれました。なぜでしょうか。

これが神のへりくだりです。人間は「生まれ変わる」必要があることを示されています。聖霊の恵みを受けなければ生きていけません。御子は人間イエスとして私たちにお手本を示してくださいました。

イエスは洗礼によって、わたしたちを聖霊の中にどっぷりと浸からせ、聖霊の満たしを授けて下さるでしょう。このとき三位一体の神が「あなたはわたしの愛する子」と御父がイエスに与えた同じ愛をわたしたちにも下さいます。

わたしたちは聖霊の満たしがなければ「良いことをして生きる」ことはできません。神の声「あなたはわたしの愛する子」に応えましょう。

 

三田一郎 助祭