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[コラム]カーニバルと灰の水曜日

山本神父

2月7日の日曜日は、全世界共通のカトリック教会の暦では「年間第5主日」となっています。でも、国によっては、特にブラジルなどでは、カーニバルが真っ盛りでしょう。もちろん、ブラジルの教会でも年間第5主日のミサがささげられていますが。

今年のカーニバルは9日の火曜日に必ず終わります。翌日10日が「灰の水曜日」だからです。つまり、カーニバルは灰の水曜日の直前の数日間に行われるものなのです。

日本のカトリック教会はカーニバルとはおよそ無縁です。この日曜日には係の人が灰の水曜日に用いる灰を作ったり、春の復活祭に洗礼を受ける人が準備に励んでいたりして、とても真面目な感じです。もちろん、カーニバルの盛んな国の教会が不真面目というわけではありません。

灰の水曜日の日付は毎年変わります。復活祭の日付が毎年変わるからです。灰の水曜日は復活祭の46日前の水曜日と決まっています。今年は復活祭が3月27日の日曜日ですから、灰の水曜日が2月10日になったのです。

カトリック教会では灰の水曜日から復活祭までは「四旬節」と呼ばれ、節制に努める期間です。それで、その四旬節に入る前にごちそうを思いっきり食べておこうというのがカーニバルの起こりと言われています。ブラジルのリオのカーニバルなどの印象からか、飲めや歌えの馬鹿騒ぎを連想しますが、もともとの意味は「肉よ、さらば」だとも言われています。「謝肉祭」は、苦心の訳でしょうか。

リオのカーニバルが最高潮というニュースをテレビで見たら、もうすぐ灰の水曜日、四旬節が間近に迫っているのです。

 

山本量太郎神父