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[コラム]主の変容

三田助祭

[福音箇所 ルカ 9:28b-36]

今日の福音について2013年2月24日のコラム*に書きましたから、今回は、いつくしみの特別聖年「御父の慈しみ」を黙想しながら考えましょう。

御父は人間に自由意志を与えられました。人間が自分の意志で神を愛するためです。人間は自由意志を乱用し、悪魔の誘惑に負け、すべての国を悪魔が支配してしまうのです。先週の福音で、悪魔が「この国々の一切の権力と繁栄を与えよう。それはわたしに任されていて・・・」といっているように。

御父は「はらわたがちぎれるほど」わたしたちを哀れに思って下さいます。この悪魔が支配する荒れ野の中に、今度こそ、どうにかして、神の国をつくってくださりたいのです。もし御父が御自身で神の国をつくられるのなら簡単です。神には不可能がありません。しかしながら、御父はわたしたちが少しだけでも協力するのを待っておられます。

今日の福音で、御父は、「これはわたしの子、選ばれた者。これに聞け」と雲の中から叫ぶ必要があったでしょうか。御父は、モーセとエリアと共にいる御子を、真っ白に輝かせる必要があったでしょうか。

これらは、眠たがっているわたしたちに教えるためでした。御父は、わたしたちが少しでもイエスの神聖を理解し、イエスに従い、神の国の到来に協力させたいのです。今度こそイエスを通して下さる恵みをわたしたちに降り注いで下さりたいのです。今度こそわたしたちの救いを成し遂げたいのです。わたしたちを「はらわたがちぎれるほど」愛してくださっているがゆえに。

* http://cathedral-sekiguchi.jp/info/column/2522/

 

 

三田一郎 助祭