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[コラム]天に上げられたイエス

シスター品川

弟子たちは40日間イエスの復活に出会い、十字架の上で無残な死を遂げたイエスが、今も生き続けているという「復活」が当たり前のように信じられるようになりました。これは確かに特別の体験でした。まるで彼らが信じることができるようになるのを待っていたかのように、イエスは弟子たちを離れて天に帰られ見えなくなりました。つまり、御父のもとに帰られたのです。天に上げられる前に、「父が約束されたものをあなたがたに送る」と言われます。

イエスは御父からの使命を帯びてこの世界に来られ、御父の望みを果たし、御父の約束を伝えて天に帰られました。御父の望みを生きることこそイエスの望みだったのですから、イエスの生涯は充実していたと思います。最も愛する御父のために生きられました。誰でも最も愛する人のために自分の全生涯を賭けることができれば、最高に幸せであるはずです。それが周りから見て、例え愚かであったとしてもです。

今日では何のために生きているのか、誰のために生きているのか分からなくて、人生に失望したり、情熱を失っている人が大勢います。一回限りの自分の人生を、御父のために惜しみなく献げ尽くしたイエスのように生きられたら、イエスのように天に上げられ、御父が迎えてくださると、わたしたちは信じています。
「主の昇天に、わたしたちの未来の姿が示されています」と、主の昇天のミサの集会祈願では唱えます。イエスのように御父への愛を生き切る恵みを心から願いましょう。

 

Sr.品川ヨシ子