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[コラム]やぶがらし パート5

西川神父

春、夏と、カテドラル構内で植木の裏側を歩くと、必ずと言っていいくらい、やぶがらしが茎を伸ばし、1メートルや2メートルの高さで、植木に絡みついているのを発見していました。昨日抜いたはずなのにと思いながら、引き抜いていました。抜くときに普通なら茎だけが取れるのに、時々、地下茎までついてくることがありました。その時は、ゆっくり、丁寧に、ついてきた地下茎を、まるで宝くじを引くようにゆっくり引いて、抜いていました。柔らかい土地だと、もっと太い地下茎まで付いてくることがあり、ゴボウのような太さのものを掘り出したこともありました。

今は、どの草も、来年の春に向けて地下で値を伸ばして、春を待っています。初夏には一日15センチ茎を伸ばして最終的には人の背丈ほどになる鉄道草も、今は直径10センチほどの葉を地面に貼り付けて、地下に20センチ近くの根を下ろしています。草にお休みはありません。夏の間、草を抜いたところにも、もう既に、地面に薄緑になるほど芽を出しています。この可愛い芽が、春の暖かい日差しを浴びると、まるで「雨後の竹の子」のように伸びていって、地面が見えなくなるほどの緑の絨毯を作るのです。

時間があれば、この時期に、小さいやぶがらしの茎を頼りに、その下の網の目の如く張り巡らしているであろう巨大な地下茎を抜いておけば、後でどんなにか楽になるかわかりません。そこまでしなくても、また来年、出てきて、そばの樹木に絡んでいるのを抜いてゆけばいいのです。

話は変わりますが、大聖堂のアスベスト除去工事で使い、廃棄処分になった厚手のベニア板を頂いてコンポストを作りました。コンポストというと大げさですが、底のない箱です。蓋も付いていますから雨は入りません。今まで、落ち葉や雑草はゴミとして出していましたが、この箱に入れると堆肥になります。自然の肥料ですから、花や植木にやればいいかなと思います。一種の廃棄利用です。

西川哲彌 神父