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[コラム]イエスの洗礼

三田助祭

[福音箇所    ヨハネ:1−29−34 イザヤ49:3、5−6]

ヨハネの福音にはイエスの洗礼がありません。罪のないイエスが洗礼を受ける必要はありません。この福音で一番大事なことは聖霊が鳩のように天から降るのを見て、「これは私の愛する子」という御父の言葉を洗礼者ヨハネ(ヨハネ)を通してわたしたちが聞いてイエスこそが救い主だと心から悟ることです。私たちにとって本当に喜ばしい新しい契約の始まりです。

御父はヨハネを使ってこのことを宣言されました。「イエスは『わたしよりも先におられた方』である」とヨハネはいいます。つまり御子がこの世に降り、聖霊によって人となられたといっています。そしてヨハネはイエスのことを「神の小羊」であると宣言します。小羊とは私たちの罪の赦しとなる神への生け贄のことです。さらにイエスは「聖霊によって洗礼を授ける人である」とヨハネはいいます。聖霊を通してイエスは私たちに働きかけます。

今日の福音を解説しましたが、マタイ11:2を見てください。ヨハネは牢の中から自分の弟子をイエスに送り、訪ねさせます。「来るべき方はあなたでしょうか。それとも他の方を待たなければなりませんか。」なぜ御父から預言を頂いてイエスが新しい契約を実現させるために天から降りてこられたと宣言したヨハネが分からなくなるのでしょうか。ときどき私たちも分からなくなります。分からなくなったら自分を責めるのではなく「神様私を助けてください、分からせてください。」とお願いすれば良いのです。

 

三田一郎 助祭