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[コラム]春の兆し

西川神父朝食後、ルルドの裏あたりを一巡するのが、いつも間にか、日課になってしまいました。午前9時の時間帯ですので、お天気のいい日は、太陽が照り始めています。いつものことですが、小さな発見があります。最近の発見のほとんどは、氷が張り、霜柱が出来ているというのに、花や木々がすでに小さな芽を覗かせて、春を待っているという姿です。昨年植えた花の幾つかは、霜と氷のおかげで枯れてしまいました。でも、寒さに強い花は、しっかりと花を咲かせています。その花のそばに、緑の小さな芽が、ポツリポツリと出ているのです。なんと、それは雑草です。雑草の強さは、強さの象徴にまでなっていますが、氷が張るような天気の中で、どうして芽が出せるのかと思ってしまいます。答えは簡単です。冷蔵庫のなかにいるような寒さの中で、突然、春を思わせるようなポカポカ陽気の日があります。天気予報で「三月中旬の天気」と報じられている日です。その日に、草は、春が来たと勘違いして芽を出してしまうのだそうです。出てしまった芽は引っ込むことも枯れることもありません。次のポカポカ陽気を待つだけのことです。

どんな土地でも、よほどのことがない限り、雑草や根っこがない土地はありません。水気と太陽があれば、そこは、雑草の活動地です。ですから、ほっておくと、どんな空き地でも草が生えて来て、一夏を過ぎた頃には、驚くほどの雑草畑になってしまうわけです。

というわけで、雑草とともに花や野菜を育てたり栽培する農法を採用するのでなければ、必ず、草取りが必要なのです。草取りの秘訣は、絶えず、出てきた芽を抜いてゆくことです。花や野菜を植えると、草取りの励みになります。抜いた草は、その場で穴に埋めるとやがて肥やしになります。

毎朝6時には教会に来て、ミサが始まる前に、水やり、草取りをしているIさんへの小さなお手伝いです。

西川哲彌 神父