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[コラム]婦人よ、あなたの信仰は立派だ

シスター品川

聖書に登場する、いわゆる異邦人と言われる人で、イエスに褒められた人が何人かいます。今日はイエスに褒められた人の話です。

その中の一人は死の病にあった僕の病気を治してもらったローマの百人隊長です。長老たちを介して部下を助けてくださるようにと熱心に願います。その上、イエスが彼の家に近づいた時に異邦人の彼は、イエスを自分の家に迎えるにはふさわしくないので、「ひとこと仰ってください。そして、わたしの僕をいやしてください」と言って、イエスから「イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。」と褒められます。そしてその部下は元気になりました。(ルカによる福音7章1節―10節参照)

もう一人はマタイ福音書15章21節~28節のカナンの女です。ここでも異邦人の信仰の前に立たれるイエスの姿があります。イエスはカナンの女に向かって「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願い通りになるように」と言われます。その時に娘の病気はいやされたのです。

カナンの女はひどい病気で苦しむ娘のために、イエスの憐れみを求めて叫び続け、一行について行きます。女が叫ぶ言葉は「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています。」「主よ、どうかお助けください」と。大声で叫びながらついて来る女に向かって、イエスの発される言葉は「子どもたちのパンを取って小犬にやってはいけない」という何とも厳しくむごいお答えです。このようなことを言われたらがっくりして引き下がりそうですが、彼女は怯むことなくイエスに願います。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです」と。そして彼女の信仰によって娘は病気から解放されたのです。

「イスラエルの家の失われた羊」とは誰のことでしょうか。勿論、旧約のイスラエルの民を考えると、もはや活き活きとした信仰を失ったユダヤ人だと理解できます。ここに登場してきた二人は、自分のことのように僕や娘の病気の回復を必死で求めています。信仰をもってイエスに願うことをイエスは拒まれません。信仰の恵みを願いましょう。

 

Sr.品川ヨシ子