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[コラム]イエスの癒やし

三田助祭

福音箇所 マルコ 1:40−45

「古郡神父様と行く五島巡礼」から木曜日の夜帰ってきました。一番印象に残ったのは牢屋の窄殉教記念教会でした。

キリスト者と認めた者、約200人は12帖ほどの窄い牢獄に8ヶ月も閉じ込められました。あまりにもぎゅうぎゅう詰めで、座ることも出来ず、立って寝るしかなく、子供など周りの人の圧力で足が地面につかない状態でした。食べ物は朝と夜、さつま芋一切れぐらい、トイレにも行けません。ここで42人が殉教したそうです。

今日の福音でイエスは重い皮膚病を患っている人を癒やします。イエスは「わたしはイエスを愛しています。」と宣言したこの日本の殉教を知っておられたはずです。このことは明治維新の年に起こりました。なぜこんなことが「宗教の自由」が認められたはずなのに起こったのでしょうか。なぜイエスは慈しみによって癒されないのか考えさせられます。

神は殉教者たちに自分の命より信仰を大切にする恵みを与えられました。この恵みによって、彼らは300年以上続いた司祭不在の中で信仰を守り抜きました。これは重い皮膚病を患っている人を癒すより大きな奇跡です。

わたしたちは現在の日本の教会のために26人の聖人、205人の福者、ペトロ岐部と187人の福者、コスト高山右近福者、それから五島列島の多くの殉教者たちに、とりなしの祈りを願う必要があります。

この祈りによって、日本の教会を立て直す大きな奇跡を行ってくださるのが神の計画かもしれません。

三田一郎 助祭