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[コラム]東日本大震災から7年

三田助祭

[福音箇所  ヨハネ3:14−21]

7年前、2011年3月11日に起こった大震災と原発事故は今起こっているようにわたしの心に刻み込まれている。愛する家族を亡くされた遺族の方々には慰めの言葉も見つからない。

神は本当にいるのか、いたとしたらなぜこんなに残酷な悲劇が起こるのか。

わたしは母親をトラックと正面衝突の事故で瞬間的に亡くした。地球の反対側で起こった事故であった。この悲劇を長い間考えて、人の死について次のように考えるようになった。

わたしたちの信仰は、「イエスを知らないで生涯を過ごした人は自分の良心に沿って生涯を過ごしていたならばイエスによって救われる」である。今日の福音が述べているとおり、この世で真理を行っていた人は津波に呑み込まれた瞬間、びっくりして苦しんだだろうが、すぐ明るい光を見てイエスに自分の魂を預けたであろう。この世の闇からすばらしい光で照らされている花園に迎い入れられたのだ。

神にとって死は、蛹が蝶著になって自由に空を飛ぶように、この闇の世から光に導かれて天国にいく喜ばしいイベントかもしれない。神はあの津波によって多くの人を天国に導いたのであろう。だから残された者は喜んで神に感謝する必要があるのかもしれない。でも寂しい。残されて寂しい方々は神に導かれた方々に取り成しの祈りを願ったらよいのかもしれない。

 

三田一郎 助祭