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[コラム]三位一体

三田助祭

[福音箇所 マタイ28:16−20] 

「三位一体ってなに?」と友人から聞かれたらどう答えればよいでしょうか。

「カトリック教会の教えを読んで下さい。『神は愛の交わりであり、父が与える愛、子が受け与える愛、聖霊が受ける愛』、『父と、子と、聖霊は、それぞれ他と異なった自存者であり父であること、子であること、聖霊であることは相互の関係の違いによって区別される。』と書いてあります」。と言っても友人はキョトンとしているでしょう。

分かりやすい例をあげます。

ある村に父と母と子供の家族がいたとします。三人はとても仲がよく、村人から見れば3人で一つの「西川さん一家」です。そんな一家のうち、たまにお父さんと子供だけで散歩に出れば、村人は気になって「お母さんはどうしたのですか」と聞いてきます。しかしながら西川家の中では、それぞれが違う仕事を分担し、共通の一つの目標に向かって努力しています。

この「西川さん一家」のような状態が、「三位一体の神」なのです。キリスト教では、父と子と聖霊は互いに愛し合い、すべてに完全に一致し、一つの「神」となっています。そして三者はそれぞれ異なった役割を持っています。まず父が、この宇宙と人間を創造することを発案しました。子は、父の案に沿ってすべてを創りました。そして聖霊は、それらすべてを、父の案に沿って発展させました。

この説明は完璧ではありません。お許し下さい。人間は神のことを完全に理解できないのですから。

 

三田一郎 助祭