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[コラム]イエスの先駆者 ヨハネ

三田助祭

[福音箇所 ルカ1:57−66、80] 

ヨハネが誕生することは天使ガブリエルからザカリアに伝えられました。ザカリアは「何によってわたしはそれを知ることができるでしょうか。」と聞きました。彼は神を信じなかったので喋れなくなりました。でもザカリアは生まれた子を「ヨハネ」と名づけました。 そしたら神は彼の回心を認め、喋れるようになりました。

ザカリアは大勢の民衆を代表して神殿の奥で祈る、長老でした。息子に自分の役目を継がしたかったに違いありません。でも彼は自分の欲望を捨てて神の意志を尊重のです。一体何がザカリアに起こったのでしょうか。

神は全てを見通されました。もし神が御子をユダヤ人の中に送られると、民衆は様々な奇跡を起せるイエス・キリストこそ自分たちをローマ帝国から解放してくれる王として期待します。イエスが王にならないことに絶望し、望みが憎しみに変わるタイミングは3年半ぐらいでした。このように限られた時間の中で宣教するには、その準備をするヨハネが必要でした。

ザカリアは主から様々な教えを受け、「幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。主に先立って行き、その道を整え、主の民に罪の赦しによる救いを知らせるからである。」と預言しました。ザカリアはヨハネを「主に先立って行く」者に育てあげました。ヨハネは自分のグループを作り、弟子たちを育て、人々を悔い改めさせ、洗礼を授け、そしてその全てをイエスに捧げました。

わたしたちの罪がイエスの苦しみによって赦されるためにはヨハネとザカリアによる陰の活動が必要だったのです。

 

三田一郎 助祭