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[コラム]パンジー

西川神父

関口の庭に、今、私たちの目を慰めてくれるのは、ハボタンとパンジーです。コンクリートで作られた大きなプランターや大聖堂の正面にある花壇に、元気よく咲いているのがパンジーです。気温が低くなり、霜や雪に苛まれても、ケロッとして、花を咲かせているのがパンジーです。

年の暮れから春過ぎまで長く咲くので、花の少ない寒い時期に、よく植えられています。小さいけれど強い花です。黄色い花弁に紫色がくっきりと出ているのが多いのですが、赤、青、桃色といろんな色を持っています。

春になれば、そこここに花が咲き乱れます。カテドラル大聖堂の周りにある緑地帯が、新緑と花で満たされます。しかし冬は、花も緑も、ひっそりと、時が経つのを待っているといった感じで、色が沈んでいます。そのような中で鮮やかな色で咲くパンジーは貴重です。パンジーはもともと、菫(すみれ)から発祥したとのことです。ですから、仲間には、すみれを思わせるような小さな花、例えばビオラなどがあります。

前に、ハボタンを紹介したことがありますが、これも今真っ盛りです。昨年植えたものだけではなく、一昨年植えたものも、茎を伸ばして咲いています。花が咲くというより、葉を伸ばして、その葉が花のように咲いている感じです。

葉だけを見ると、キャベツのようですので、ちぎって食用にしてみたいように思うのですが、花は花ですのでそのまま鑑賞するしかありません。

それにしても雨が降りませんので、花たちにはかわいそうです。お世話をしているIさんが、毎朝ホースを使って水を撒いているので、植物たちはかろうじて命を繋いでいるという感じです。雪でも構いませんので、空から降るものは降ってもらいたいと願っています。

どうぞ、パンジーとハボタンを見に来てください。ミサや聖体訪問でカテドラルに来られた時は、パンジーとハボタンに声をかけてください。 

 

西川哲彌 神父