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[コラム]イエスの変容とは旧約聖書への誘い

三田助祭

[福音 ルカ9:28b〜36]

イエスは祈るためにペトロ、ヨハネ、ヤコブを連れて山に登られました。弟子たちはイエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いたとあります。黙示録1章では天上におられるキリストは足まで届く衣を着て、頭の毛は白い羊毛のようで、雪のように白く、目は燃え盛る炎のように見えたとあります。

今日の福音はわたしたちに復活祭までの黙想のテーマを教えています。

四旬節は灰の水曜日から始まります。創世記に記されているように、わたしたちのこの世の体は灰(この世を創る原子)から生まれ、灰に戻ります。出エジプト記では、子羊の生け贄によって、罪の奴隷であったわたしたちが、長い間荒れ野をさ迷い、神と共に過ごす乳と蜜の国に導かれることが記されています。

ミカ書5章では御子が、神の子羊イエスとして、ベツレヘムで生まれることが予言されています。イザヤ書53章ではイエスがわたしたちの罪の罰を受けてくださり、ほふり場に引かれる子羊のように無抵抗で裁かれ、命を捧げてくださったことが記されています。エレミヤ章31章では神がわたしたちと新しい契約を結ばれると記されています。

イエスが人間の贖いのために死んでくださり、3日目に復活されることはイエスが決めたことではなく、旧約聖書、律法(モーセ)の書と預言者(エリア)の書、にすでに書かれていることです。

旧約聖書を読み、この世の始めから決められていた神の恵み、イエスの到来、イエスの贖い、イエスの受難、イエスの復活を感謝しながらこの四旬節を過ごしましょう。

 

三田一郎 助祭