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[コラム]火を投ずる

三田助祭

[福音 ルカ12:49-53]

今日の福音を理解するために黙示録のイエスの言葉、「わたしはあなたの行いを知っている。あなたは、冷たくもなく熱くもない。むしろ、冷たいか熱いか、どちらかであってほしい。 熱くも冷たくもなく、なまぬるいので、わたしはあなたを口から吐き出そうとしている。(3章15節)」を思い出しましょう。

イエスの御父に対する愛を言葉で表すなら、燃える火のような愛でしょう。わたしたちは心の中にこのような愛をもって祈るでしょうか。主の祈りを唱えるとき、ボヤーと口を動かすだけになってしまうことがありませんか。

イエスは「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。」と、イエスの愛の火をわたしたちの心に燃え移したいのです。

イエスの愛の火がわたしたちの心に燃え移ったら、わたしたちは周りの人々に燃え移したくなります。身近な人、特に家族にあなたの心の火を見てもらうにはあなたの行動を見てもらうしかないのです。

極端な例かもしれませんが、コルベ神父さまが、若者の命の代わりに自分の命を差し出したとき、誰も神父さまの燃える愛の心を見たのではありません。神父さまの態度を見て「なぜそんな態度が取れたのか」と1941年以降、多くの人々が神父さまの燃える火の愛を見るようになったのです。  

小さなことでも、行動に移してわたしたちの燃えている心の火を周りの人が気づくように活動をしていけますように。

三田一郎 助祭