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せきぐち – 2012年5-6月号

「釜石ベース ボランティア報告」 

林 謙二

3月中旬、カリタスジャパンの釜石ベースで4日間活動させていただきました。

2月初めにボランティアを申し込んで以来、周りの人たちに「自分は釜石に行く」と胸を張って言い続けてきましたが、直前1週間はとても不安でした。「いったい自分に何ができるのだろうか?知らない土地で、知らない人々の中で自分はやっていけるのだろうか?申し込むんじゃなかった」そんな気持ちに押しつぶされそうでした。

初日は仮設住宅の集会場などで、住民の交流の場になっている「お茶っこサロン」を担当し、傾聴ボランティアをさせていただきましたが、上手に話に入れず、満足なことは何もできませんでした。翌日は釜石市ボランティアセンターからの作業依頼があまりなかったこともあり、同じベースに訪れていた青森明の星大の学生たちとともに陸前高田へ視察に行かせていただきました。一日中ドライバーとして、少しは役に立てたことにホッとしました。3日目写真洗浄をしながら地元で地道に活動されている方といろいろとお話しさせていただきました。泥で汚れたアルバムから写真を一枚ずつ切り取り、傷みが広がらないようにアルコールティッシュで丁寧に拭き取ります。結婚や出産後の記念写真もあり、無事に持ち主へ届くように祈る思いでした。そして最終日、再びの「お茶っこサロン」では仮設住宅の雪かきを手伝い、子供たちと遊び、目の不自由な方と楽しく話し、仮設の方から手作りのおいしいものをいただき、本当に何もできないながらも「一緒にいること」の大切さを気付かせていただきました。

とても貴重な4日間でした。仮設の皆さんとの出会い、ともに釜石ベースで活動した方々との出会い、釜石教会の舟山神父様との出会い、どの出会いも私を力づけ、私にとっての宝物になりました。行く前の不安な気持ち「申し込むんじゃなかった」は「思い切って申し込んでよかった、釜石に行ってよかった」に変わりました。

釜石ベースのある釜石教会には池袋から夜行バス一本で行くことができます。東京からはとても便利なベースです。また、8月ごろに釜石に伺おうと考えています。

せきぐち 2012年5-6月号

  ※関連写真は6頁にも掲載

 

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