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せきぐち – 2012年12月号

クリスマスメッセージ「仕える」

助任司祭 倉田厚

助任司祭 倉田厚クリスマスはまことの喜びの訪れ。
神であるイエス様が、わたしたちの間に産まれてくださった。しかも、幼子の姿で、わたしたちのすぐ横に来て下さった。
この喜びを心から祝いましょう。

赤子は抱かれるとき、見事なまでに無力で、ただ親に抱かれるままです。自分の力でしがみつくでもなく、ただ抱かれる。
幼子イエスがその身に示した、赤子の姿。
神の愛に抱かれる姿が、まことの生き方。

いま、注がれている恵みを、見つめる。
いただいている恵みを味わう。
「恵みのうちにある」ことに気付く。
自分の人生、なかなか恵まれている。

ここに気付けたならば、しめたもの。
父である神に、抱きつきます。
子が親の手を握りしめ、その存在を確認するように、神の愛に抱きつく。

そこにある愛に抱きつく。
抱きつき、その温かさを確かめる。
「恵みの温もり」に励まされる。
自分の人生、なかなか温かい。

赤子の霊性、子の霊性とでも言いましょうか、わたしたちは、赤子として、神の子として、父である神に抱かれ、抱きつき、生きてゆきます。
遮二無二ならず、肩の力を抜いて、生きる。
注がれるものに委ね、感謝して、生きる。

神の愛に信頼して生きること以外に、奉仕も宣教もありません。すべての信仰の原点は、赤子の姿です。この一年どうかこのことを心にとめて歩んで参りましょう。

恵みに抱かれ、笑顔を捧げる。
困難にあっても、感謝に抱きつく。
これらの姿を持って、日々を幸いのうちに生き抜く。これこそがキリスト信仰であります。この姿を幼子として産まれたイエスは、生涯貫きます。神の愛に仕える人間のまことの生き方を自ら示して下さいました。

神様の望みを、神様と一緒に歩む。
子どもたちにこのように教えております。

神様が与えて下さった今を、大切に味わいながら感謝しながら歩む。自分の理想に夢想したり、現実を批評するのではありません。
幼子は、ニコニコと微笑んでいます。どんなに苦しい現実の中でも、喜びを見出して、感謝して生きる。

神様が与えて下さった今に、仕える。
幼子のように感謝を生き抜けますように。

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