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せきぐち – 2013年8-9月号

今年の復活祭に関口教会で受洗された甄穎(けんえい)さんが、7月19日から31日にブラジルのリオデジャネイロで開催されたワールドユースデー(WYD)リオ大会に参加しました。皆さまにホットな報告をお届けします。

キリストが招く「おいで仲間たちよ」(リオテーマソングより)

ルカ・クララ 甄穎(けん えい)(文京地区)

昨年WYDの存在を知った時から、ぼんやりと自分はこのリオ大会に行くんだな〜と感じていました。そして今年に入り、公私生活でターニングポイントに差し掛かっていたこと、自身を見つめ直す機会を欲したことなどが重なり、この巡礼の旅へと招かれました。全ては神様のお計らいに感謝です。

12日間に渡り、世界中から集まった同じ信仰を持つ同世代の兄弟姉妹とカトリックにどっぷり浸る経験は、受洗間もない自分の信仰の土台を揺るぎないものにし、これから歩み続ける‘信仰の途’の良き道標となりました。紙面の制限上3つのテーマに絞り、少しでも分かち合うことができたら幸いです。

一つ目は、カトリック家族の愛、祈りと支え。この巡礼の旅を通して、行く先々で出会った家族の愛、祈りによって支えられました。サンパウロで宿泊した日系ブラジル人修道院での愛のこもった手作り料理とお弁当。リオでお世話になった教会では、雨に降られ凍えて帰ってきた私達を毎晩暖かいスープが出迎えてくれました。混み合うバスや地下鉄に集団で乗り込む私たちに嫌な顔一つせずスペースを空けてくれたブラジルの人々。日章旗を見つけると「日本にもカトリックがこんなにいるんだ嬉しいよ、遥々ようこそ!」と駆け寄って来てハグを交わした世界中からの仲間たち。そして見ず知らずの私たちを泊めて下さったホストファミリー。びしょ濡れになった服や靴を乾かしてくれ、帰宅の遅い私たちを毎晩待ってくれ、シャワーや食事の心配をしてくれた60歳近いホストマザー。別れの朝、「神様についていけば、怖れるものはない。ずっと祈っているからね」とホストマザーに声をかけられ、涙をこらえることはできませんでした。神様のもとに結ばれた家族が世界中にいて、地球の裏から私の為に祈ってくれている……。日本ではマイノリティの存在でも、神様はこんなにも素晴らしい家族を、国境を越えつないでくれているのを肌で実感し、愛と感動に満ち溢れました。

二つ目は、一生の仲間となった日本巡礼団の皆。日本巡礼団で捧げた日々のミサ、カテケージスは慌ただしい巡礼の旅の中で貴重な、自分と向き合い、神様と向き合う時間でした。60名の少人数巡礼団だったこと、事前準備会や合宿を重ねたことが功を奏し、深く実りある分かち合いの時間をたくさん持てた事に感謝です。

そして最後三つ目は、300万人のカトリック信者と共に与った教皇ミサ。皆の魂が一つに集う瞬間は感動そのもの。そして野宿の晩、祈りの前夜祭でのパパ様のお説教がとても心に残りました。イエスの「種を蒔く人」のたとえを引用し、イエスに従う生き方を願う私たち若者は何から始めたらいいのかについて、「若者の皆さん、不条理な世の中でも、社会により多くの関心を寄せ、世界の様々なところにどんどん出て下さい。自分から、身の周りから始めて下さい。何から始めるか、イエス様と対話して、祈って、明日から始めて下さい」。私はこのパパ様からのメッセージを求めてリオまで来たのかもしれない、そんな気がするほど心の奥にスーッと入ってきたのでした。

「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」。リオで受けた本当に沢山のお恵みを胸に、このWYDリオ大会のテーマを、これからの信仰生活の中で証しして行きたいです。

次回のWYD開催は2016年、ヨハネ・パウロ2世の故郷でもあるポーランド・クラクフ。日本のたくさんの青年がキリストの招きに応えますよう、祈っています。

せきぐち 2013年8-9月号 日本巡礼団の仲間とともに…(2列目左が甄穎(けんえい)さん)

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