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せきぐち – 2015年11月号

共に過ごした年月をかえりみて
―久守健治さんを偲んで―

南部征枝

1986年に酒井俊雄師から受洗されて、その後、旧信徒会館の事務所で今は故人となった「高世さん、松井先生、中西先生、福永さん、木下さん」たちと手仕事で維持費の計算をしている所に、旧婦人会の仕事をしていたので時々伺い、知り合い、晩年は看取られる奥様の手助けが少しでもできて感謝しています。

永年のお付き合いで感じたことは、ダンディで男の優しさと、懐の広さと深さで誰でも受け入れる、穏やかな慶応ボーイの性格を生涯貫かれた姿勢が心に残っています。

1990年代に壮年会会長、運営委員会委員長、そして関口教会100周年記念行事の委員長として重責を担い、人との関わりの中でご苦労なさったと思いますが、いつも穏やかに人の話を聞いて、委員長の立場での発言はなさらず、委員の方の望むように計らい、協力者が楽しんで働けるように配慮しておられた姿は、共に大きな行事に関わった私には忘れられません。教会と司祭と出会った人を大切にする信仰を近くで学ばせていただきました。

2010年頃に、ご自分の体の異変に気づき、自ら前向きに取り組んで過ごしておられ、お会いするといつも笑顔で、逆に私が癒されておりました。2014年3月18日に「誤嚥性肺炎」になり、入院され、2015年8月26日に帰天されました。

毎日お見舞いに行く奥様が「明日、定期検査に行く」と話されると「一緒に行くからね」と心配され、私の夫が帰天した後にお会いした時は、「僕がいるからね」とおっしゃってくださり、常に慈しみの心を持っている久守様に信仰の原点を見た気がしました。

どんなにつらい時でも、キリスト者として神を信じ、希望を持ち続けて生涯を捧げた久守様に豊かな祝福がありますように。

 

※写真右から二人目が久守健治さん。お隣の奥様と南部さんご夫妻とともに相撲見物。

 

 

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