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せきぐち – 2016年11月号

櫟木彩子様を偲んで

安東裕子・力石まち子

櫟木様がご帰天なさって二か月が過ぎようとしております。櫟木様とは、学校の先輩後輩、そしてご近所同士という事で私どもは永年にわたり大変近しいお付き合いをさせていただきました。

お母上の岸文世様は主任司祭の講座や旧婦人会に積極的に参加しておられましたが、その岸様が帰天なさった直後、60歳位の頃に櫟木様は癌を患われ、それを機に吉池神父様から受洗されました。その後はマリア会の役員、新宿地区会の役員をはじめ、典礼部の手配や受付係、セレモニーチーム等々、関口教会の信徒としてめざましいご活躍でした。

セレモニーには「冬や夜分はご無理のないように」とお願いしても、お時間のある限りはご奉仕なさいました。櫟木様と入れ替わる様に力石がセレモニーに加わり、ご遺志を守って歌い続けていこうと張りきっております。

2000年頃に関口教会創立百周年記念の「日本近代カトリック史料集」を作成するプロジェクトがあり、東京都や国立の公文書館から借り出した史料の数々を判読する作業に励みました。旧かなづかいや文語体や仮名のくずし字、古い言葉や言い回し等で書かれた文章を読み解くことは大変な作業でしたが、櫟木様が解読なさり、それを安東が記述してパソコン入力に供したものです。

更に、大変気配りにたけた方で、お孫様使用済みのベビーベッドを赤ちゃんのためにと女子トイレ内に寄贈され、そのシーツの取替えと洗濯も一手に引き受け、いつも清潔にしておられました。今夏、総務に引き継いでいただくまで、12年位は続けて下さったと思います。また以前、下落合在住で高齢、体調不全、家庭の事情などで教会に出向きにくい方々のために、月一回の家庭集会を開いておりました折には、10年以上にわたり、ご自宅を提供して下さり、神父様にごミサを挙げて頂き、お話を伺い、お食事をして分かち合うという楽しいひと時を過ごす事が出来ました。

毎日曜日のごミサの往き帰りは、殆どいつもご一緒でした。曲がり角でのお別れ際に「さようなら、また来週」と手を振る事が出来ないのがとても淋しい昨今ですが、今頃は天国で再会なされた優しいご主人様と共に、にこにこと私共を見守っていてくださる事でしょう。彩子様、またお会いする日までしばらくさようなら!

有難うございました。 

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